「どうして抜け毛が減らないのかな?髪に悪いことなんか何もしてないのに」

「へえ?悪い事ってどんなこと?」

「たとえばそうだな〜、

 ムースとかデップとかヘアスタイリング剤なんてつけてないし。」

「へぇ〜気を使ってるんだね!」

「それにドライヤーも刺激がありそうだからやってないよ。

 髪を洗ったら自然乾燥、その方が髪に優しいでしょう!?」

「ドライヤーって熱いからね〜髪が焼けそうになるよね!

 いろいろ気をつけているんだね」

「そうなんだ〜。それなのに抜け毛が多いんだよ。切れ毛もあるし」

 

・・・ところで本当にドライヤーは髪に良くないものなのでしょうか?

ドライヤーの目的は?

髪を乾かすこと。乾燥です。

髪には水分がありますからもともとの水分以上に髪を乾かしたら、

あまり良いこととは言えません。

特に熱い風は髪を乾かすだけでなく一カ所に当たりすぎるとヤケドを起こさせてしまいます。

髪はタンパク質ですから熱を受ければ固まります。

高温を当てすぎればダメージを受けタンパク質が固まり、

もろくなってそこが枝毛切れ毛、ひいては抜け毛の原因になりますね。

ではたっぷり水分がある濡れた状態がいいのか?

 

・・・といえば実はそうばかりでもないのです。

 

濡れた毛はバイ菌が繁殖しやすくなります。

濡れた毛を枕につけて寝るとすると・・・?

体温で温められて枕で蒸されたような状態になり、さらに髪にバイ菌が繁殖しやすくなるのです。

枕で蒸された地肌もふやけたような状態になりますから、

引っ張りに弱くなり寝ているときの身体の動きによって

寝返りを打ったりすると抜け毛が多くなってしまいます。

ですから枕が湿らないよう、寝る前には髪は乾かしておいて下さい。

そう言うとき便利なのがドライヤー。

 

ドライヤーもきちんと使えば抜け毛を増やすことはありません。

熱い風を一カ所に続けて当てるのではなく、根元に手を入れて風を通すように、

ドライヤーの熱を髪に軽く当てながら手で髪をほぐしかき上げていくと

ダメージを与えず髪を清潔に乾かすことが出来るのです。

乾いた髪で寝れば、枕が蒸れることもなく、朝起きて枕の抜け毛にぞっとすることも減るでしょう。

 

 

抜け毛の原因は、枕など意外なところから来ていることもあります。

水野ももが、枕やドライヤーの正しい使い方から
さらに詳しいヘアケアの方法
をお教えします。